当社では無垢のフローリングの仕上のワックスに
蜜蝋ワックスを使用しています。
せっかく無垢のフローリングと自然系塗料を使用しても、
化学物質のはいったワックスを使用すると意味がないような
気がしますね。
この蜜蝋ワックスは蜜蝋とエゴマ油のみでつくられています。
カーワックス用のスポンジで薄くのばし、
布で余分なワックスを拭き取るだけのものですが、
自然な艶がでて木目もほんのり浮き出すような風合いになります。
ワックスで一番気になるのはニオイだと思うのですが、
刺激臭はまったくありません。
塗っている最中や塗りたては油の香りがします。あー油でできているんだなあと思うような微かなニオイですが。
ただ、それもしばらくたてば飛んでしまうようです。
簡単に塗れるので、私なんかが塗っていると皆様がぜん興味をもたれるようです。
家のメンテナンスに必要なことなのでぜひ
ご自分でチャレンジをおすすめします!
さて、蜜蝋とはなにかご存知でしょうか?
蜂のみつのほうではなく、蜂の巣のほうであります。
蜜を食べた蜂がおなかのあたりから分泌するろうです。
石鹸やろうそくの原料にも使われたりします。
なにをかくそう私は、履歴書の趣味欄にはちみつと記入したほどのはちみつフリークなのですが(いや、実際はたいしたことありませんが…)、はちみつ好きになったきっかけは実はこの蜜蝋のほうにあります。
数年前愛知の豊田市美術館に建物目当てに訪れたところ、
たまたまヴォルフガング・ライプの企画展が催されていました。
大理石にミルクが満たされた「ミルク・ストーン」や
花粉を敷き詰めたインスタレーション
そして蜜蝋でできたへや
どの作品も不思議な鮮烈さがあるのですが、
静けさをたたえているようなものばかりでした。
芸術にはまったくうとい私ですがその展示会は印象に残っており、
後日ライプについて調べたところ、作品に使う花粉は本人がコップを片手に花畑から毎日毎日すこしづつ集めていることを知りました。
花粉を集めるライプの写真をみて、ミツバチを私は思い浮かべました。
ローヤルゼリーは花粉からつくられることをご存知ですか?
そんな連想から蜂を調べていくうちに、
蜂って不思議→養蜂家かっこいい→蜂蜜おいしい
と最終的には食い気にはしってしまったのです。
蜂蜜と一口に言っても、風味が花によって全然違うのです。
私のオススメは、香りの強いハーブ系の蜂蜜です。
よく日本で販売されているアカシアやミカンは比較的さらっとした風味なのですが、ラベンダーなどのハーブ系は味も濃く、ヨーグルトなどにかけて食べるとおいしいです。
ぜひお試し下さい
(日置)
posted by 高橋工務店 at 17:08|
日記
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